浜松アリーナで行われるEスタ合宿は、Eスタ活動のなかでも一番大きなものです。学生たちのモチベーションも一番高いイベントです。
浜松合宿
活動プログラムや一日の流れなどは過去の実績(7S、6P)をご覧ください。期間中の雰囲気は以下の画像をご覧ください。7Sや6Pというのは実施名称で、実施回数と時季の組み合わせです(春がP、夏がS)。8Pが中止になり、番号を繰り越した8Sも中止になったため、次回の予定は再度8Pになります。
浜松合宿は、塾生、学生講師、学生スタッフ、参加者全員が一丸となって作り上げる勉強合宿です。勉強時間は一日8時間×参加日数。一人では厳しい勉強漬の生活も、みんなで頑張るから乗り切れます。そしてそれが自信にもつながります。
本当に一日中勉強しているのか?疑問に思う方もいるかもしれませんが、
浜松合宿期間中のある日の様子をタイムラプス撮影した動画がありますので
紹介したいと思います。
時計が写っていませんが、午前がおそらく9:00~11:30くらいまで
午後が13:00~16:30くらいだと思います。
夜の動画が見当たりませんでしたが、夜も同様の雰囲気で勉強をしています。
360度カメラで撮影していますので、動画再生中に画面をグリグリして、中の様子を楽しんでいってください。
2018年9月5日午前の部
2018年9月4日午後の部
左上:スタッフの打ち合わせ風景
中央上:班別勉強(山之内先生も含めて)
右上:学科長が様子を見に来てくれました
左下:工場見学
中央下:最寄りの牛丼&うどん店
右下:今夏開催予定だった8Pの予告(中止になりました)
浜松合宿の参加者たち
浜松合宿の参加者は次のように分かれます。
・塾生(受講生)
・講師
・スタッフ
・OB/OG
・引率教員
以下、受講生からスタッフまでの紹介をしていきます。
浜松合宿の塾生たち
浜松合宿に参加する学生の多くは、受講生(塾生)です。夏休みの活動では、夏休み前の復習や夏休み明けに行われる期末試験に向けた勉強のために参加する学生が多いです。
春休みの活動では、一年間を振り返り苦手だった部分の克服や、先輩方から聞く次年度の授業の準備のために参加する学生が多いです。
浜松合宿に参加するからといって、絶対に成績が上がるわけではありません。
成績アップのために、一番大切なものは本人のやる気です。
先輩方は、やる気のある学生に対しては、全力でサポートをしてくれます。
すぐに居眠りをしたり、無駄話が多い学生については、注意することに終始してしまい、肝心な勉強サポートに手が回らなくなってしまいます。
浜松合宿で絆を深め、合宿期間以外でも、勉強の支援をしてくれる先輩もいますが、
そういった関係になれるかどうかも、塾生たちのやる気にかかっていると言えます。
低学年からほぼ毎回参加している学生もいます。また余裕が出てきた学生のなかから、学生講師や学生スタッフへステップアップしていく学生もいます。
浜松合宿の講師たち
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ガラスをホワイトボードにして |
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夜の反省会 |
浜松合宿の参加者のうち、上級生になると教員から学生講師をお願いされるようになります。講師を務める学生には一定の学力が求められますが、無事に上級生まで進級できている学生には十分その能力はあるはずです。講師を行ううえで、学力よりも大切なものがあります。上級生や先輩から講師として勧誘を受けることは一種のステータスです。
就任直後の講師は通常は二人一組あるいは三人一組でチームを組みます。講師たちも苦手分野がありますし、最初はお互いに足りないものを補って成長していきます。
浜松合宿では、夜、講師の人たちを集めた反省会が行われます。
昼間巡回に周っていた教員や先輩から、「あの教え方はよかった」や「こういう見方もできるよ」といったアドバイスや、ときには「あれはよくない」といった指摘も出ます。
よく聞く話ですが、「人に教える」ためには自分自身はそれ以上の知識を持っていなければなりません。学生講師になると、より一層の勉強が必要になり、それが自身の成長にもつながります。
浜松合宿のスタッフたち
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週一で実施している打ち合わせ
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合宿期間中に実施したスタッフ向け説明会
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浜松合宿は参加人数も多く、毎回100名程度の学生が参加をします。
合宿の準備から期間中の運営まで、教員と共に多くの学生スタッフが参加者のサポートをしています。スタッフたちの活動としては、
- 浜松アリーナさんとのやりとり
- 食事の手配
- 他団体との調整
- 費用の計算
- スケジュール管理
- 学習コンテンツの準備
- 先生方との調整
などなど多岐に渡ります。年2回の浜松合宿のために、週に1回程度、通年でスタッフ活動も行っています。スタッフ活動をしている学生は、教員やアリーナさんとのやりとり、学生間での連絡を数多く経験し、「報告」「連絡」「相談」など、社会に出てからのスキルが身についていきます。
浜松合宿のOBたち
2016年のパイロット版から既に3年が経ち、最初に参加してくれた3年生たちも本校を卒業していきました。昨年度の夏のEスタ(7S)には、卒業後のOBたち(6名)も参加してくれました。卒業後にも関わらず、現役のスタッフや講師に混じって活動の支援をしてくれました。
浜松合宿の表彰制度
おまけ~浜松合宿の起源~
昔はまともな記録を取っていませんでした
(左から米川君、秋山君、松島君、林君です)
Eスタの活動よりも前に、沼津高専ハンドボール部(顧問教員である野毛&高矢は共にE科)の合宿先として、浜松アリーナさんにはお世話になっていました。浜松アリーナはメインとサブの大きな体育館が有名ですが、それ以外に、施設利用者のみが利用できる宿泊施設も併設されており、また、宿泊施設内に立派な学習スペースも確保されております。
沼津高専は、寮もあるため遠方からの通学生も多く、長期休業に入り寮が使えなくなると、遠方の学生に対する学校での学習支援が難しくなります。交通の便も良く、学習環境としても最適で、なおかつ民間のホテルと比べると宿泊費も抑えられている浜松アリーナは、勉強合宿の場所としても魅力のある環境です。今から数年前、野毛&高矢で話し合いをし、ハンドボール合宿と並行して、試行的にE科の勉強会を行うことを計画しました。
2016年夏、当時高矢が担任をしていたE3クラスのなかから、浜松での勉強合宿の協力者数名を募り、試行的に勉強会を実施しました。とても小規模な活動です。そしてそれが今のEスタに繋がる活動の原点になっています。
その時に協力してくれた学生が、その後のEスタの活動でも中心的な役割を果たしてくれました。先輩たちの格好いい姿を見て、後輩たちがそれに続きます。実施回数として7回、まだまだ生まれたばかりの活動ですが、今のところEスタの活動は正しい形で継承されています。
コロナで活動に制限が掛かるなか、この流れが止まってしまわないか心配もありますが、遠隔でのEスタ活動を通してこの火を絶やさないようにしていきたいと思います。